〜同居している恋人・パートナーからの暴力を受けた経験のある方へ〜
自立支援に関するアンケート調査協力のお願い
NPO法人 いくの学園
2001年にDV防止法*が施行され、DV相談や避難についての情報が入手しやすくなりました。また、防止法の対象者については緊急一時保護の制度が整いつつあります。しかし、暴力をふるった相手と離れてから以降の生活の建て直しや心身の回復については、支援の必要性が認識されながらも、現実には充分な体制があるとは言えません。
いくの学園は、1998年にスタートした民間のDV被害者支援団体です。シェルター(一時保護所)も運営しています。いくの学園では、たくさんの利用者が厳しい状況の中から次の生活を切り拓いてこられました。しかし、もっと社会制度が利用しやすければ、よりスムーズに新しい生活をはじめられたのではないか、心身のケアに取り組めるのではないかと思わされることがよくあります。
今回、「DV被害当事者の自立支援に関するアンケート調査」*を実施する機会を得ました。“自立支援に関する”とタイトルをつけていますが、これは経済的な自立のみを指していません。DVを受けた方の新しい生活と心身の回復に何が必要なのか、社会的な取り組みにつなげるために、ぜひみなさんの声を聞かせてください。
なお、調査の対象者を、同居している恋人・パートナー・配偶者からDVを受け、今は同居していた家を出て(あるいは相手が家を出て)、相手と住まいを別にしている方、としています。現在、一時保護中の方は対象外となります。
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DVにあたる暴力とは身体的なものに限らず、おどす、ののしる、あなたが恐怖を感じるようなことを言う、あなたの価値を否定するようなことを言う、あるいは、周囲とあなたの関係を断ち切ろうとする、仕事をさせない、性的な関係を無理やりせまる等も含みます。
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DV防止法は略称。正式名称は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」。2001年10月施行。
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この調査は、いくの学園が、「平成19年度 三菱財団社会福祉事業助成」を得て実施するもので、統計処理等を株式会社オフィス・オルタナティブに委託しています。アンケート調査の前に、いくの学園の退所者を対象にグループインタビューを実施し、その結果を参考にこの調査票を作成しました。また、調査票の内容についても、いくの学園退所者の協力を得ています。
◆ 調査票は、2009年1月20日(火)までにポストに入れてください。
◆ この調査に関するお問い合わせは、下記まで。
090‐9629‐4847 (月〜金 12〜17時、土日祝休み)(この番号は、相談電話も兼ねています。)
この調査は、民間のDV被害者支援団体「NPO法人いくの学園」が、「三菱財団社会福祉事業助成」を得て実施するもので、統計処理等を株式会社オフィス・オルタナティブに委託しています。
返信先は、郵便番号 540-0012 大阪市中央区谷町1丁目6番4号 天満橋八千代ビル10階 株式会社オフィス・オルタナティブ宛にお願いします。
ファクシミリでの返信は受け付けておりませんので、お手数でも郵送にてご返信ください。
調査票のPDFファイルはここをクリックしてダウンロードしてください。
なお、電話とFAXにて調査票と切手が不要な返信用封筒を請求することもできます。
電話の場合は「いくの学園」まで:090-9629-4847(平日12時から17時)
FAXの場合は協力団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西」まで:06-6634-7336