マネーゲーム/金融危機のツケを回すな!
サヨナラ新自由主義、作り出そうオルタナティブ12.18集会

■日時:12月18日(木)18:30〜21:00(18:00開場)
■場所:高輪福祉会館
(JR山手線・京浜東北線品川駅 西口(高輪口) 徒歩10分)
(京品ホテルを見ながら第一京浜を田町方向に進み、2つ目の歩道橋を過ぎた後、高輪2丁目の信号から100メートル手前の路地を左に曲がる)
■参加費:500円
■主催:12.18集会実行委員会
■呼びかけ賛同団体:ピープルズ・プラン研究所、ATTAC Japan(首都圏)、脱WTO/FTA草の根キャンペーン、すぺーすアライズ、聖コロンバン会、フォーラム平和・人権・環境、日本消費者連盟〔12月1日現在:引き続き賛同団体募集中〕

工場閉鎖で大量解雇 ―― これは対岸の火事ではありません。トヨタ、マツダ、いすずなど、日本の自動車メーカーを筆頭に、来年三月までに3万人の大量解雇が発生する、という厚労省の調査結果が発表されました。今この瞬間にもたくさんの労働者が工場から追い出されています。これは私たちの生活とは全く関係のないマネーゲームによって発生した金融危機が引き起こした事態です。その責任は、この地球を「カジノ」にしてしまった者たちが負わなければなりません。

 しかし拡大する危機を受けて各国政府がとった市場救済策は、マネーゲームを生み出した新自由主義政策を根本から問い直すものではなく、マネーゲームに躍った金融機関を救済し、将来の世代にツケを押し付ける公的資金の注入や中央銀行による一層の金融緩和政策、そして国際通貨基金(IMF)機能の強化などでした。

 十一月中旬に開催されたG20金融サミットでは、金融市場に対する規制強化に触れたものの、その具体策はこれまでと同じように先送りされ、金融市場を「クリーンで健全なカジノ」にするための「透明性」と「公平性」が謳われました。唯一具体的にまとまったのは、自由貿易体制を推進するWTOドーハラウンドを年内で妥結させる、ということでした。新自由主義によって引き起こされた危機を新自由主義によって救済しようというとんでもない主張です。

 いま、世界は金融危機という深い闇の中にあります。私たちは人間らしく生きるために、この闇から抜け出さなければなりません。そのため、わたしたち自身が力や知恵を出し合いながらオルタナティブを模索する必要があります。さまざまな立場から問題提起を受け、新自由主義にサヨナラを告げ、多様なオルタナティブ〔対案〕を模索するこの集まりを、人間らしい生活を取り戻すために行動する契機としたいと思います。
 
<内 容>

第1部:襲いかかる金融危機――闘いの場から
金融危機のずっと前から破壊されてきた農業、そして食糧危機とはなんだったのか(脱WTO/FTA草の根キャンペーン)
金融危機で深まる雇用不安:京品ホテル争議と派遣法の抜本的改正を求める闘いの現場から(労組から)
金融危機でもストップがかからない軍事予算(ピープルズ・プラン研究所)
金融危機下のWTOドーハラウンド交渉(日本消費者連盟)
金融危機に怒る女性たち:南アフリカ国際会議報告から(すぺーすアライズ)
金融危機と気候変動<COP14報告(ATTAC Japan首都圏)
総論−金融危機をどう考えるか(ピープルズ・プラン研究所)
(報告の内容およびタイトルは変更される場合があります)

第2部:私たちはどうする――オルタナティブを見つけるために
参加者全員で「これが私の考えるオルタナティブ〔対案〕」を出し合い、
抵抗と対案の実現に向けたアイデアとアクションを考えます。

■連絡先:
ピープルズ・プラン研究所   文京区関口1-44-3信生堂ビル2F Tel:03-6424-5748、e-mail:ppsg@jca.apc.org
ATTAC Japan(首都圏)    文京区白山1-31-9小林ビル2F   Tel:03-3813-6492、e-mail:attac-jp@jca.apc.org